教科書に掲載されているような歴史的価値が高いものがいっぱいです

「大英博物館」の見学開始です。イオニア式と呼ばれる円柱が建ち並ぶギリシャ神殿のような正面入り口に圧倒されます。

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建物上部の彫刻を見上げながら石造りの階段を上がって館内へ。

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入って真っすぐに進むとメインフロアです。グレー・コートと呼ばれていて、天井はガラスで覆われています。広々として明るいです。

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インフォメーションセンターやミュージアムショップなどがあり、ここが見学の拠点です。

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総収蔵数は800万点。美術品や書籍、考古学的遺物や標本、硬貨や工芸品等々。このうち15万点が常時展示されていて、教科書にも掲載されているような歴史的に価値が高いものがたくさんあります。

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館内には70以上の展示室がありますが、概略的には、古代エジプト、メソポタミア、ギリシャ、ローマの遺品が集められた西側エリアと、特別展を含む東エリアに分かれています。私たちは西側エリアを見学します。

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古代エジプト、ローマ時代の遺品に魅了されました

◆「ロゼッタストーン」

古代エジプト学史上最大の発見と言われている石碑です。1799年にナポレオンのエジプト遠征隊がナイル河口のロゼッタ村で発見したものです。その後、1801年にイギリス軍がエジプトに上陸し、フランス軍から戦い取ったのだそうです。

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石碑には、紀元前196年にプトレマイオス王朝の布告文が、エジプトのヒエログリフ(神聖文字)、民衆文字 (デモティック)、ギリシャ文字の三つの文字で刻まれています。これをきっかけに古代エジプトの象形文字を解読することが可能となったとのことです。

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◆「うずくまるアフロディーテ像」

古代ローマ時代の2世紀の大理石像です。ヘレニズム文明の都市クニドス (トルコ南西部) の神殿にあった紀元前4世紀ごろの女神像を模刻したものとされています。

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水浴姿を見られ。。。慌てて裸体を隠すアフロディーテ (ヴィーナス) の様子が刻まれたものです。曲線美がなんとも艶めかしいです。

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人類の叡智と歴史を知る出土品がいっぱいです


◆「アッシリアの人面有翼獣」

現在のイラク北部のニムルド西北宮殿から出土したもので、紀元前865年頃の新アッシリア時代のものです。イギリスの考古学者が150年以上前にニムルドで発見し持ち帰ったもので、ラマッスと呼ばれる守護獣の彫像です。

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顔が人間、体が牡牛、背中には羽が生えています。全部で4体あり、次にご紹介する「ライオン狩り」の浮き彫りがある回廊展示室の入り口と出口を守るかのように聳え立っています。1枚岩を彫刻した像というから驚きです。

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◆「ライオン狩りのレリーフ」

古代メソポタミアのアッシリア帝国の王がその武力を誇示し、民衆を守り、敵に打ち勝つ力があることを示すために実施したライオン狩りの様子を表したレリーフです。ライオンが馬車に食らいついています。

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矢を受けて息絶え絶えのライオン。今から2500年以上も前のものですが、保存状態も良く、獅子狩りの勇壮さと壮絶さがよく描かれています。

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◆「ネレイデス・モニュメント」

現在のトルコ南部にあったリュキアの古都サントスを統治していた権力者シャアルビナスの墓廟です。紀元前400年頃のものでギリシャ神殿を模して造られたものです。

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ネレイデスとは、ギリシャ神話に登場する海の神で、ネレウスの複数形だそうです。その像が柱の間に並んでいるので、ネレイデス・モニュメントと名付けられたとのことです。

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さすが「人類の叡智と歴史を知る世界最大級の博物館」です。見どころいっぱいです。

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(つづく)