風雪に耐えて80年の歴史を刻む

観光3日目です。今日は久しぶりに比叡山へ。比叡山へは、京都市側からは叡山ケーブルカーやロープウェイで、大津市側からは、比叡山ドライブウェイを利用していくことが多かったのですが、今回は初めて大津市側にある「坂本ケーブルカー」で行くことにしました。

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坂本ケーブルカーは、昭和2年に開業。長さは2,025メートル、日本一長いケーブルカーです。急こう配の線路を11分で上ります。

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駅下にある無料駐車場に車を止めて、坂道を数分歩くと「ケーブル坂本駅」に着きました。大正14年に建設された洋風2階建ての駅舎です。当時はモダンな洋風建築として人気を博したといいます。国の登録有形文化財に登録されています。

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駅舎内も大正モダンな香りが漂っています。

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駅舎の外壁に「風雪に耐えて80年」というプレートがありました。「標高差約480メートルに2か所のトンネルなどを建設。牛馬と人力が中心の工事で、想像を超える人々の苦労があって建設された。鉄柱は風雪に耐えながら電気を送り続けてきた。」などと記されています。大変な難工事だったようです。戦禍にも耐えてきたんですね。

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駅舎近くで案内板を見掛けました。ケーブルカーの途中駅近くに平安時代の歌人で土佐日記の作者で有名な紀貫之のお墓があるそうです。ここからの琵琶湖の風景を愛したことからこの地に埋葬されたとのことでした。

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「戦国BASARA」ラッピング列車が運行中

改札が始まりました。結構たくさんの人がいました。

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階段状のホームに待ち受ける車両は、カラフルです。

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ちょうど、比叡山延暦寺主催の「伝教大師一千二百年大遠忌」記念事業の一つとして開催中のスタンプラリーに合わせて、「戦国BASARA」ラッピング列車が運行されていました。ちなみに、「大遠忌」は「だいおんき」と読みます。今年は、天台宗の開祖である最澄が亡くなって1200年の節目の年だそうです。

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トンネルを抜けると琵琶湖が見える

車内には、真田幸村や猿飛佐助、石田三成などが描かれています。

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発車して間もなく、木立の中、最初のトンネルを抜けます。

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しばらく行くと琵琶湖が見えて来ました。「さあ、琵琶湖が見えてきたぞ~」。車内放送のテンションが上がってきました。なんとその声は「戦国BASARA」伊達政宗の声優・中井和哉さんでした。さすが盛り上げ方が上手です。

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「ターンアウト」で「伊達号」とすれ違う

下りの車両とすれ違いました。車体の色が青いです。

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実は、赤い車両は「真田号」、青い車両は「伊達号」ということでした。当然ながら車内に描かれている武将は違うとのことです。帰りは伊達号に乗ってみたいです。

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伊達号が遠ざかっていきます。2両のケーブルカーが行き違うために線路が2つに分かれていますが、この場所を「ターンアウト」と言うそうです。幾度となくケーブルカーに乗ってきましたが、今回初めて知りました。

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どんどんと高度を上げていきます。天気がいいので琵琶湖もくっきりと見えます。

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展望台からは琵琶湖が一望できる

きっかり11分で「ケーブル延暦寺駅」に着きました。普段とは違うラッピングカーだったので、下車後もたくさんの人が記念写真を撮っていました。

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延暦寺駅も坂本駅同様に国の登録有形文化財に登録されています。

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展望台があり、琵琶湖が一望できます。これぞ日本一だと自慢の景色です。

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遠く、中央に見える橋は琵琶湖大橋のようです。

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きれいですね。天気もよくて気分も爽快です。

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