2006年09月

景山公園

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第六章
景山公園

1時間ほどで,故宮博物院の北の門に出る。
途中,頭にピンクの花飾りを付けた少女を見つけた。
中国はいま旧正月だ。勝手に「春節祝飾北京的少女」と名付けた。
カメラを構えると,恥ずかしそうにしながらも,素直にポーズを取ってくれた。
素朴でかわいい。

道路を隔てたすぐ向かいに景山公園がある。
周囲が1繊す發気45辰箸いΨ併海鮹羶瓦箸靴唇貘咾公園になっている。
ほとんど平坦な北京市街地の中では,珍しい存在のようだ。

明の時代に築山として整備されたのが始まりらしい。
その後,故宮の周囲に巡らされているお堀を建設するときに,
掘り起こした土をさらに盛り上げて,現在のような立派な山にしていったそうである。

今ではすっかり樹木に覆われている。
人工的に造られたと山とはちょっと見分けが付かない。

登山道を登っていくと,10分ほどで山頂にたどり着く。結構きつい。
山頂には3層の建物「万春亭」と呼ばれる楼閣がある。
ここに立つと,これまでの苦しみは一気に吹き飛んでしまう。

先ほどの故宮博物院の全景が眼下に広がり,北京の街並みがぼんやりと見える。
さすが「景山」と呼ばれるだけのことはある。

故宮博物院

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第五章
故宮博物院

最初の観光地,故宮博物院に向かう。門前で女の子が茹でたトウモロコシを売っていた。
大勢の買い物客が取り囲んでいる。子どもたちが美味しそうに頬張っていた。

故宮博物院は,以前は紫禁城と呼ばれ,明代の14人の皇帝,清代の10人が,
合わせて 500年近く中国を統治した居城である。
故宮の最後の皇帝が「溥儀」で,彼を取り上げた映画「ラストエンペラー」が,
アカデミー賞を独占したのは有名な話だ。

東西700叩て酲味鵜繊9發10辰曚匹両詈匹取り囲む。
天安門広場のある南側が正面で,北の神武門まで宮殿が南北に連なる。
それぞれの宮殿には,青銅器や陶磁器,絵画,書画などが展示されている。
中国最大の博物院として世界遺産に登録されている。

既にたくさんの観光客がいる。香港からの観光客や,正月休みを利用した田舎からのお上りさんたちだ。日本の団体旅行と同じように旗を持った添乗員が,手際よく案内して回っている。
撮影ポイントが来ると,錫さんが写真を撮ってくれる。

寒いからだろう,錫(シャク)さんは「トイレはいいですか」と何度も気を遣ってくれる。
中国のトイレ事情は,事前に調査していた。汚い,仕切りがない,水が出ない等々。
それでも最近は観光地のトイレは随分改善されたということだが,余りいい印象は持っていなかった。

錫さんが言う。「ここは4つ星だから大丈夫ですよ」「ん? 4つ星?」
星によるランク付けは,ホテルやレストランだけかと思ったら,
最近は,トイレまで星でランク付けされているらしい。初耳だ。
新しいものほど星の数が多いという。

それでも気になる人は,できるだけホテルやレストランで用を足すのがよいが,
観光地でも星の数を目安にすれば,そこそこ我慢できるということだ。

幸い,今回の旅行中は思ったほどトイレで難儀することはなかった。

スイートルーム

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第四章
スイートルーム

ホテルまでの移動時間を利用して,錫さんが中国のことをいろいろと説明をしてくれる。
中国の人口は,14億人。一番人口が多いのは重慶で3,000万人,次いで上海の1,400万人。
首都北京は3番目で1,300万人。北京の広さは,日本の四国と同じぐらい。
北京の自転車の数は900万台。自動車は250万台。中国は今ちょうど旧正月等々。

北京への道路沿いの街路樹は,ポプラとエンジュ(ニセアカシヤ)だ。
冬なので葉はなく味気ないが,新緑のころや紅葉のときはさぞかしきれいだろう。
ビルの屋上や壁にコマーシャルの大きな看板がかかっている。
漢字なので大体の意味は理解できる。

錫さんが教えてくれた。
「車は,中国語では汽車。日本で言う汽車は中国語では火車と言います」
うちの家計は限りなく「汽車」に近い。(笑)
そのほか,タクシーは出租車,自転車は單車,地下鉄は地鉄。
面白いところでは,トイレットペーパーは手紙。通常の手紙は函札と書く。

やがて,ホテルに到着。5つ星ホテルで52階建て,北京で一番高い建物だ。
チェックインを手伝ってくれた錫さんが言う。「正月なのでスイートルームを用意しました」
スイートルーム? 我々は若く見えるのか,新婚さんと間違えたらしい。(大笑)

実は,日本でスイートルームというと新婚カップルなどが泊まるというイメージが重なり
「甘くロマンチックな部屋」と勘違いされやすいのだが,sweet ではなく,suite が正解のようだ。

簡単に言えば,スイートルームは続いている部屋・次の間のある部屋ということになる。
ラッキー!!「追加料金はないですよね」と確かめたかったが,怖くて聞けなかった。

部屋に案内されてびっくりした。
ミニキッチンに,6人掛けの食卓,5人掛けのソファー。トイレがある。
次の部屋には大きめのベッドが2つ。テーブルセット。浴槽があり,こちらにもトイレが付いている。
そのほか,テレビが2台。化粧台やクローゼットも複数ある。何とも豪華なものだ。

ニイ ハオ

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ニイ ハオ

12時50分,定刻より10分遅れで無事北京空港にタッチダウン。
エプロンにはエチオピア航空など各国のナショナルフラッグが並んでいる。
飛行時間は3時間20分。時差は1時間だ。時計の針を1時間戻す。

入国審査の順番が来た。係官の前に出てパスポートとエントリーカードを渡す。
スティーブン・スピルバーグ監督,トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」をちょっと思い出したが,何事もなく通過できた。

日本でクーデターは発生していないことが確認できた。
この部分,中国語風に解説すると,是映画 未鑑賞的人 理解困難的話 ・・・かな? 免免。

荷物をピックアップして空港の外に出る。風はないが,やはり寒い。
旅行会社の通訳の方が出迎えに来てくれているはずなので,周りを見回す。
人込みの中,我々2人の名前をローマ字で書いた紙を掲げてくれている男性を見つけた。
大きく手を振ると,相手も安心したように笑顔で手を振る。めでたくご対面だ。

「ニイ ハオ」と言うと,「こんにちは」と言葉が返る。
上手な日本語だ。45歳前後か。
よく見ると芸能レポーターの梨元勝さんの若いときに感じが似ている。
あいさつもそこそこに,近くの駐車場に向かう。

迎えの車は4ドアセダン。傷もなくまずまず綺麗だ。運転手さんは女性だった。
40歳ぐらいだろう。こちらは欧陽菲菲さんか。(古)

車内で改めて自己紹介をする。
「ようこそ中国におい出ました。私は錫(日本語読みでシャク)と言います。
運転手は羅(ラ)と言います。今日から3日間ご一緒します。よろしくお願いします」
流暢な日本語だ。北京の専門学校で習ったという。

空港から市内中心部まで高速道路で20分ほど。
まず,宿泊ホテルの京広新世界飯店に向かう。

ワインで乾杯

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第二章
ワインで乾杯

朝食を取った後,8時20分にツアーデスクに向かう。
格安ツアーなので,本当にチケットがあるのか一抹の不安を感じながらだ。
しかし,係のお姉さんは何事もなくチケットを渡してくれた。一安心だ。

次は両替だが,旅行雑誌では,中国元は日本では両替できないと聞いていた。
しかし,S銀行の窓口をみると,両替できると表示している。最近できるようになったみたいだ。
9時の開店を待って2万円を両替した。レートは15円弱だった。

搭乗手続き,出国手続きも問題なく通過。JAL785便は,定刻を10分遅れの10時30分,
北京に向け関空を飛び立った。固まりの団体客は見かけない。搭乗率は,50%程度か。

ほどなくウエルカムドリンクが出る。いつものようにワインで乾杯。
少し間を置いて機内食のサービスが始まる。
メインは,鶏釜飯ご飯。玉子焼き,魚・野菜の煮物,お蕎麦などが付く。
ワインの追加をお願いした。いい気持ちになる。

そうこうするうち,早くも中国上空だ。機種は徐々に下がっていく。
雲の間から陸地の様子がはっきりと見えてくる。高い山は見えない。
荒涼とした平地が広がっている。川は白く,凍っているように見える。集落が点在している。

屋根は茶褐色で平屋が大部分を占める。寒い冬のせいか,木々の緑は黒っぽく見える。
彩りのない冬の光景だ。道路は直線的だが,車はほとんど走っていない。

やがて北京空港に近づく。高層ビルが見えてくる。人の動きまではっきりと見える。
所々に陽に溶けて黒ずんだ雪が残っている。寒そうだ。

オトコマエノオネエサン

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2005.2.10
第一章
オトコマエノオネエサン

ツアー集合時間は朝の8時20分と早い。そのため,難波OCATには,5時50分に到着した。

隣のホームの6時5分発関空行きリムジンバス初便には,既にツアー客がたくさん並んでいる。
若い女性の2人連れ,年配のグループなど,やはり3連休のせいだろう。
赤,青,緑など色とりどりのスーツケースが並んでいる。

60歳前後のバスの男性係員が,乗客の数をカウントしながら,申し訳なさそうに言う。
「24人乗りと28人乗りのバスがありますが,どちらのバスが来るのか分かりません」
24人乗りが来たら我々は危ない。
時間的には十分余裕があるので,50分後の次のバスを覚悟した。

後ろから大きな声が聞こえた。
「私は遊びじゃないんです。仕事なんです」
振り返ると背の高い「オトコマエのオネエサン」だ。(笑)

「分かっています。でも先着順ですので」と係の人。
それはそうだろう。飛行機に乗るのに,仕事も遊びも関係ない。
みんな目的の飛行機の時間に合わせて,寒い中をこんな時間から並んでいるのだ。

やがてバスが来た。どっちのバスだろう。
係の人が声を弾ませて言った。「28人乗りが来ました」とほっとした様子だ。
多分この人が一番うれしかったに違いない。妻も無邪気に喜んだ。

「オトコマエのオネエサン」は無表情のまま,28番目の乗客となった。
妻が言った。「旅行記の書き出しができたね」

やがてバスは,関空に到着。「ありがとう 開港10周年」の旗が見える。

序章

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序章

「東京に行ってみたい」
今回の旅のきっかけは,妻のこの一言が始まりだった。
東京に下宿している子どもの様子を見に行きたいというのだ。

「東京はいつでも行ける。どうせ行くなら海外はどう,万里の長城とか」
「寒いんじゃない」
「冬はどこに行っても寒い。北京だったら東京と同じくらいのお金で行けるし」
「ほんと。・・・・・じゃあ行ってみようか」
かくして,行き先は「東」の都(京)から「北」の都(京)に変わった。

インターネットで格安ツアーを探す。
日程など条件にぴったりのツアーがヒットした。
「観光付き・食事付き・北京3日間の旅」だ。うたい文句がすごい。

○飛行機は,安心の日本航空。
○ホテルは,北京周辺の5つ星デラックスホテル。
○万里の長城や故宮博物院などへの観光は,2人に対して運転手付き車と通訳付き。
○食事は,宮廷料理から餃子料理などさまざまな料理を堪能。

いくら冬とはいえ,値段も安い。
「本当なの。夢みたいやねー」と疑う妻。
だみ声が特徴の上方の漫才師大木こだまさんならここで一言,
「夢やがな。そんなんあったら往生しまっせ」
で落ちがつくところなのだが,どうやら正夢らしい。

小さな旅行会社が募集したものだが,FAX,電話でのやりとりも感じがいい。
即決した。

明日から北京旅行記始めます。

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私:お待たせいたしました。
A:だれも待っていませんよ。

私:明日から中国旅行記をアップしていきます。
B:勝手にどうぞ。

私:そんなことを言わないで。相変わらずの駄文ですが,ごひいきにお願いします。
C:ほんとに駄文や。おまけに長いし。どんなものか,まあしばらく我慢して見てやるわ。

私:ありがとうございます。
D:それで,どんな所へ行ったのですか。

私:定番の故宮博物館とか天安門広場。それに万里の長城にも行きました。少し古いネタになりますが,万里の長城は波田陽区調に切ってみたいと思います。それから,観光コースには入っていない北京市民の旧正月のお祭りも紹介する予定です。
E:へ~え,面白そうですね。

私:ありがとうございます。
それでは明日からの「北京旅行記」よろしくお願い申し上げます。(礼)

ルーブル美術館

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映画「ダビンチ・コード」にも登場したガラスのピラミッドが印象的です。
もとは城砦でしたが,フランス革命後の1793年から美術館として利用されています。
ミロのビーナス,モナリザなどの作品が展示され,美術ファンならずとも必見です。

http://blogs.yahoo.co.jp/kawataka1949/918159.html

http://blogs.yahoo.co.jp/kawataka1949/962844.html

ベルサイユ宮殿

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「史上最も大きく,最も豪華な宮殿を建てよ」。ルイ14世のこの命令で建てられました。
天井絵,礼拝堂,王妃の寝室など豪華絢爛です。
中でも鏡の回廊は,1919年にベルサイユ条約の調印が行われた場所としても有名です。

http://blogs.yahoo.co.jp/kawataka1949/476581.html

http://blogs.yahoo.co.jp/kawataka1949/512951.html
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kawataka

Yahoo! ブログから通算して17年。マイペース、健康第一で頑張っています。

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