生家近くには道化師の銅像がありました

ストラトフォード・アポン・エイヴォンには、シェイクスピアに関する銅像をいくつか見掛けました。シェイクスピア生家の近くには、シェイクスピアの喜劇「お気に召すまま」に登場する道化師の銅像がありました。

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片足を上げたポーズがユーモラスです。ツアーのバスの待ち合わせ場所にも利用されているようで、記念撮影にもぴったりのスポットです。

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「愚者は己が賢いと考えるが、賢者は己が愚かなことを知っている」の「お気に召すまま」に出てくる名言が刻まれています。

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市民憩いの公園には自身と代表作の銅像が設置されていました

市中心部から少し東へ行ったところに大きな公園がありました。花壇がきれいに整備され、市民の憩いの場にもなっているようです。

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中央に椅子に座ったシェイクスピアの銅像があります。

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見上げるような大きな台座の上にシェイクスピアが鎮座しています。

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その周りを取り囲むようにシェイクスピアの代表作品に登場する人物の銅像が設置されています。コメディーを象徴する「フォルスタッフ」、哲学を象徴する「ハル王子」、悲劇を象徴する「マクベス夫人」、歴史を象徴する「ハムレット」の4つの銅像です。順番にご紹介します。(以下個人の感想です。)


◆コメディーを象徴する「フォルスタッフ」

史劇四部作「ヘンリアッド」に登場するお腹の大きな架空の人物です。大酒飲みで強欲、狡猾で好色ですが、限りないウイットに恵まれ、時として深遠な警句を吐く憎めない人物として描かれていて、ファンも多いと聞きます。

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◆哲学を象徴する「ハル王子」

ヘンリアッドに登場するハル王子が、王冠を被ろうとしている作品です。ハル王子は、小物の犯罪者たちなど社会を楽しむ気まぐれな若者として描かれていて、若き日のヘンリー王子の振る舞いとされているものを誇張して描写したものだと言われています。

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◆悲劇を象徴する「マクベス夫人」

シェイクスピアにおいて最も悪名高い女性キャラクターの一人です。狡猾で野心的なマクベス夫人は、時に気弱になる夫の傍らで彼を鼓舞し、殺人へと向かう手助けをします。彼女がいなければマクベスは国王を殺さなかったのではないかと考えられています。

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◆歴史を象徴する「ハムレット」

父である王を毒殺して王位に就き、母を妃にした叔父に復讐するというデンマーク王国の王子ハムレット。狂気を装いながら敵討ちの機会を伺いながら思い悩みます。「To be or not to be.That is the question」という台詞が有名です。

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登場人物の一つひとつの像を見ながら、シェイクスピアの作品について思いを馳せながら楽しみました。

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感動の一日でした。明日は「コッツウォルズ地方」を観光します

本日の観光はここまでです。午前中は、最初にリヴァプール市内の観光を楽しみました。ビートルズファンの聖地マシューストリート、世界遺産であるピア・ヘッドアルバート・ドックリヴァプール大聖堂などを観光。

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午後は、シェイクスピの故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンを訪ね、シェイクスピアが眠るホーリートリニティ教会シェイクスピアの生家などの市内を楽しみました。今日も感動いっぱいの一日でした。

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明日は、のどかな田舎町「コッツウォルズ地方」を観光します。観光拠点であるグロスターへと向かいます。

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