周囲の雰囲気を楽しみながら散策

上高地松本城忍野八海等2泊3日の旅、最終回は旧軽井沢のまち歩きです。駐車場を降りて少し行くと大きな通りに出ました。

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交差点を右手に進むと正面に「旧軽井沢銀座通り」の入り口が見えて来ました。「旧軽銀座」へと進みます。今回のまち歩きは、食事をしたり買い物をしたりすることではなく、旧軽銀座のまちの雰囲気を楽しむのが主たる目的です。

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メイン通りを北へ進むと、右手に、「トリックアート ミュージアム軽井沢」の案内板が見えてきました。

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館内はまさにトリックアートな空間です。世界の名画を見て触って、五感をフルに使って鑑賞。見る角度によって立体的に見える作品も多く、鏡の迷路に紛れ込むなど、非日常の体験を楽しむことができます。

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「軽井沢教会」です。三角屋根の山小屋のような、こぢんまりした教会で、幼稚園が併設されています。会堂は大正から明治にかけて日本中に多くの優れた建築物を残したウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計です。ヴォーリズについては、こちらこちらからご覧ください。

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100年以上の歴史を誇るテニスコート

さらに進んで右手の道を奥へ。テニスコート通りです。お洒落な建物がありました。

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ほどなく100年以上の歴史を誇る「軽井沢会テニスコート」に着きました。平成の天皇・皇后両陛下の出会いの場です。昭和32年(1957年)夏のことでした。

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その当時は丸太を支柱に使ったフェンスだったそうです。クラブハウスを建て替えながら、今も当時の面影を残しています。会員制ですが、オフシーズンは非会員も利用できるそうです。

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ハチミツやジャムのお店も人気

メイン通りに戻って、さらに北へと行きます。「天狗屋養蜂店」です。自家採取による国産純粋はちみつを豊富に備える専門店です。レンゲやアカシアのほか、珍しいヒマワリやアザミなど全国の花々から採取した30種類以上のハチミツが並んでいます。試食もできます。

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通りの左手に「チャーチストリート ショッピングモール」がありました。その奥に聖パウロ教会があることから名付けられました。軽井沢ならでは洗練された衣料雑貨をはじめとするバラエティ豊かなショップが並んでいます。

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通りの右手にあったのは「中山のジャム」です。創業明治38 (1905) の老舗です。宣教師伝来の薫りと味わい。『軽井沢の歴史とともに』がコンセプトです。避暑地軽井沢の心地よさ、爽やかさをジャムに託してお届けするとのことです。

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その隣は「ギャラリー欅」です。『光の情景画家』と称される笹倉鉄平の作品を主として取り扱っています。画風は写実的でありながらも創造性に富んでいて、『心安らぐ』絵として人気だそうです。平山郁夫、東山魁夷などの作品も取り扱っています。

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散策に疲れたら観光会館でひと休み

「軽井沢観光会館」です。木造のレトロな外観で、旧軽井沢商店街のシンボル的存在です。まちの観光情報の提供などを行う総合案内所です。散策やショッピングの合間の休憩スペースがあります。地形模型の展示などもあり結構楽しめます。

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階には「軽井沢鉄道ミニ博物館」がありました。一部は写真撮影不可でしたが、軽井沢高原鉄道のコーナーは撮影可でした。

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こちらは、「碓井第三橋梁」(めがね橋) のジオラマです。精巧にできています。以前訪ねたことがあります。その時の様子はこちらから。

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ジョン・レノンも訪れたパン屋さん

「フランスベーカリー」です。ジョン・レノンが買い求めたことで広く知られています。塩パンブームよりもはるかに昔に考案された塩クロワッサンは、昭和26 (1951) 創業当初と変わらない味わいだそうです。菓子系など80種のパンが並んでいます。ビートルズ関連はこちらこちらにもあります。

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「軽井沢写真館」です。日本家屋風の外観が特徴的です。華やかでレトロな西洋ドレスを着て写真撮影することができ、若い観光客に人気のお店です。

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セピア色の写真から、明治時代の写真かなと思ったのですが、古くても数十年前の写真らしいです。野外撮影も可能で、霧が出ると幻想的な雰囲気が出るのでお奨めらしいです。

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「ギャラリー藤井」です。『日本や海外画家の作品ならギャラリー藤井へ』『お気に入りの1枚がきっとあります』がキャッチフレーズです。ロジェ・ボナフェ、ベルナール・ガントナー等々、世界中で愛されている画家の作品を揃えているとのことです。

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こちらは「三笠珈琲店」です。大きな看板がひと際目立っています。「軽井沢で一番長~いカレーパン」は、欧風ソース仕込みでキーマカレー入りです。コーヒーは注文後、豆を挽き、1杯ずつドリップしてくれます。冷た~いバナナジュースもありました。

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「ジャムこばやし」です。昭和24 (1949) に青果店として創業したのですが、当時軽井沢に暮らしていた亡命ロシア人に製法を教わりジャムの販売を始めました。今は果物が持っている味を最大限に引き出すことをモットーにしているジャム専門店です。

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老舗旅館や芭蕉の句碑も

さらに進むと「つるや旅館」です。江戸時代初期から中山道軽井沢宿の休泊茶屋として、明治中期からは旅館として運営を続けている老舗旅館です。大正時代には芥川龍之介や室生犀星ら、多くの文人たちが宿泊し、温かな雰囲気の中で執筆したそうです。

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「クレソンリバーサイドストリート・旧軽井沢」です。木々に囲まれ、静かに佇むレストランです。エントランスから続くアプローチがステキです。店内は、明るい色調の木製家具で統一されていて、落ち着いた雰囲気だそうです。

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「芭蕉句碑」です。天保14 (1843) に地元の門下生である俳人小林玉蓬によって建てられました。「馬をさへ なかむる雪の あしたかな」と刻まれています。

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「予期せぬ雪の朝、一面の白銀の世界では、いつもは見慣れた馬の過ぎ行く姿も 新鮮なものとして目に入ってくる」との意味です。

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木の温かみを感じる軽井沢最古の教会

木立の中に小さな教会が見えてきました。「軽井沢ショー記念礼拝堂」です。カナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーによって創設された軽井沢最古の教会です。

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現在の建物の原型が造られたのは明治28 (1895) で、大正11 (1922) までにほぼ現在の形に増改築されました。その後、修復を重ねながら現在に至っています。

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礼拝堂前でショーの胸像が出迎えてくれました。

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すぐ近くには村民によって寄贈されたショーの記念碑が建っています。

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年間を通じて開放されていて、誰もが礼拝できます。写真撮影は不可でした。木の温かみを感じる造りになっていて、厳かな雰囲気が漂っていました。心が安らぎました。

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もと来た道を駐車場の方へと帰ります。きれいに整備された通り、お洒落なディスプレイなどに魅了されました。レトロなボンネットの「赤バス」もステキでした。店内でゆっくり過ごす時間は少なかったですが、十分楽しむことができました。

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【旅のまとめ】

 

雄大な自然を満喫「上高地」

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400年余の風雪に耐えてきた国宝「松本城」

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神秘的で魅力あふれる湧水池「忍野八海」

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四季折々の景観が楽しめる「白糸の滝」

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お洒落なまち並み「旧軽井沢銀座通り」

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宿泊したホテルは、いずれもステキな佇まいで、温泉付き。のんびりとくつろぐことができました。食事もビュッフェ形式でしたが、質量ともに豊富で、お腹いっぱいいただきました。

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泊3日の旅 終わり)

  

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